心意気

週末、埼玉県の川越にいってきました。
“削ろう会”という鉋の屑の薄さを競うというマニアックすぎる競技があり
その全国大会が開かれるということで行ってきました。
私の目的は、競技に参加する事ではなく、このイベントに全国から集まる
大工、鍛冶屋、道具商など各分野のプロフェッショナルとお話する為です。
そして一番の目的は、大工の千賀氏の鉋の研ぎの講習会。
千賀氏の研ぎは2年前に一度レクチャーをうけた事がありましたが
もう一度、復習しておきたいということで行ってきました。
削ろう会はミクロンの薄さを競う競技なので
何時間もかけて調整された鉋を使って競技を行いますが
この講習会の研ぎは、普段の仕事で仕様する為の調整方法です。
3分という短時間で素晴らしい刃研ぎをされる千賀氏の研ぎは
何度見ても感動もの、全てが合理的で深く研究されています。

削ろう会と聞くと薄さだけを競っているだけだ!と馬鹿にされる方もいますが
競技に参加されている方は日々の仕事は時間との戦い
道具の調整なんかに時間など使ってはいられませんので、仕事で使う刃物の調整は凄く早い!
そんなプロ達相手に講習会を開く千賀氏の研ぎは更に早くて美しい

使われている天然砥石ひとつ取ってみても職人の心意気が感じられ
まさに職人の鏡です。



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↑写真 古い和紙で丁寧にコーティングされた千賀氏の砥石
(天然砥石は水分を含んだまま放置すると割れてしまうので上面以外は漆などで固めて水分が中にしみ込まないようにコーティングするのが一般的です)









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帰り道
春に川越にオープンした器専門の素敵なギャラリー
【ギャラリー うつわノート】に寄って帰りました。
カーテンフックのような気にも留めない所にもこだわっている素敵なギャラリーでした。
器好きは要check!
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by kozan-japan | 2011-09-12 22:48 | 木工
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